VCR
インドに来て約1週間も経っているというのに、まだマレーシアのコーヒーショップのことをアップしていなかったと気付いたので、先にこちらを。
マレーシアのクアラルンプールで、ヨガの練習終わりに一度だけ行ったコーヒーショップ「VCR」があまりにもお洒落だったので、どうしてもブログに書いておきたくて。
お店は8時半オープンで、ほぼちょうどその時間に入ったので、準備がまだ完璧にできていなくて、私と友だち以外にお客さんはいなかった。一歩足を踏み入れると、もうそこはクアラルンプールなのか、ニューヨークなのか、東京なのか、どこなのかわからないようないまどきな雰囲気。黒を基調としたシンプルでモードなインテリアに、エスプレッソマシンもマットな黒にしていて(多分特注だと思う)、隙がないお洒落さ。
ショーケースの中のケーキもシンプルで美味しそうだし、英語表示のみのメニュー(マレーシアではマレー語もアルファベット表記なので、どちらにしてもアルファベットのみだけど)で、値段の通貨のリンギットでかろうじてマレーシアにいることを気付かされるくらい。
こんなことを言うと無知がばれるのを承知で、クアラルンプールに実際に来てみるまで、こんなに洗練された都会だと知らなかったので、行く先々のあらゆる場所で驚いたけど、コーヒーショップもしかりだった。練習終わりにコーヒーを買って、他で朝食を食べる予定だったので、アイスラテだけを注文。普通に美味しかったです。(喉が乾きすぎて、というよりこの雰囲気に驚きすぎて、写真撮り忘れ)
最近、上海やシンガポールでも思ったけど、都会というのはどの国に行っても似たような感じになってきて、均質化しているなと思う。この手のコーヒーショップは、それなりの都会であればどこにでもあるし、英語で表記するのがメインの国だと、このお店みたいに中に入ってしまうと、自分がどこの国にいるのかわからなくなるほど。それを「都会はどこも同じになってつまらない」と思うのか、「どこに行っても美味しいコーヒーが飲めてありがたい」と思うのか……。
どちらが正解ということではないだろうけど、ただ均質化の波は情報の伝播の速さに比例して、どんどん進んでいくのだろうと思う。
しかし、それにしてもクアラルンプールはいい街だった。ここなら住めるなと思った。