Sightglass Coffee
サンフランシスコに来たなら、ブルーボトルコーヒーで働いていた2人が2009年立ち上げた、サイトグラスコーヒーも欠かせない。正直言うと、ブルーボトルはニューヨークにもたくさんあるので、こっちの方がお目当てだったりして。
コーヒーを淹れるところだけじゃなくて、豆をローストするところやパッキングするところ、全部オープンなスタイルのどかんとした空間のお店。吹き抜けの2階から見下ろした景色も圧巻で、「コーヒーができるまで」のすべてが見られる社会科見学的な面白さがある。こんなゆとりある空間のコーヒーショップはニューヨークには無いなあ。さすが西海岸。
店内をぶらついている時に素敵なマグを発見。サイトグラスの店内用のマグと同じなのだけど、カップの底にロゴが入ってるだけなので、パッと見はお店のものだと分からない。マグの外側は素焼きなんだけど、内側には釉薬が塗ってあって、素朴な雰囲気を残しつつお洒落。
一目で気に入って買って帰ろうとしたら、棚に1個しかなかった。もう1つ欲しいと言ったら、この店舗はこれが最後の1つだと。もう1店舗の方にあるかもと言われて、場所を聞いたら歩けない距離じゃなかったので、そっちまで行くことにした。
歩けない距離じゃないけど、この街に住んでたら普通は歩かないだろうなという距離を、旅行者はどうして歩いてしまうのだろうね。非日常のテンションとエネルギーのなせる技なのかな。
ようやく着いたミッションディストリクトにある2店舗目のサイトグラスには、マグカップは2個どころか3色展開されていた。迷いに迷って、1番薄い色のを買う。お店でコーヒーを頼んだら、1番濃い色のマグで出してくれた。マグカップも買えたし、ここまで歩いてきてよかった。
2店舗目のサイトグラスも、なかなか落ち着く感じのいいお店で、背もたれだけソファになってるイスが座り心地がよかった。
コーヒーは、ポアオーバーでシングルオリジンのを飲んだのだけど、どこの豆か忘れてしまった。その日2杯目のコーヒーだったせいか、まあ普通。実は、サイトグラスはフェリープラザのファーマーズマーケットにも出店していて、そちらでもポアオーバーを飲んでいたのだけど、こちらは好みの味だった。
結果的にサイトグラスの店舗はすべて制覇したことになるのだけど(今のところ常設2店とファーマーズマーケットの出店のみ)、どちらの店もインテリアも店員さんも感じが良くて、インディペンデントでフレンドリーな雰囲気が個人的にはとても好きだった。ニューヨークにもこんなお店があるといいのにと思ったけど、これこそがサンフランシスコの空気なのかもしれない。
Sightglass Coffee [SOMA District]
270 7th Street, San Francisco, CA, 94103
Mon-Sat 7 am-7 pm
Sun 8 am-7 pm
WiFi No
Restroom Yes
※この情報は最初に行ったSOMA Districtのもの。他の2店の情報はサイトを見てね。