Eddie先生との練習
昨日まで、友だちでヨガの先生のえりこちゃんがNYに来ていました。
去年もNYに来ていたので、AYNYで一緒に練習をするのは今年で2回目です。えりこちゃんに対するEddieの対応を見ていたら、自分の時には分からなかったことが見えてきたような気がしました。
AYNYは、Eddie先生が20年以上もずっとマイソールクラスを続けている場所で、Eddie先生は世界的にも有名な素晴らしい先生なので、私やえりこちゃんのように、色々な国から練習生がやってきます。日本人は英語がたどたどしいことが多いので、何となくよそから来た人というのが分かりやすいけど、顔がいわゆる “ガイジン” で英語が堪能だと、よそから来た外国人は一見ニューヨーカーの練習生に見えていました。(少なくとも私には)
でも、今回で通算1年以上(4年間で6回)AYNYに通っているので、さすがにレギュラーの生徒と、よそからきた練習生の違いが分かるようになってきました。英語ができたって、顔がガイジンだって、Eddieのいつもの生徒じゃない人もたくさんいる訳です。
それに、ただ見慣れないというだけでなく、Eddieの対応もレギュラーの生徒と時々来る練習生に対しては、少し違うように思いました。自分の経験も含めて、初めてEddieと一緒に練習する人には、完全に「お客さま扱い」だったように思います。
一度練習を始めれば、その人がどれくらいの期間、どれくらい定期的にアシュタンガヨガを練習しているかは先生には分かるだろうから、大きくブレたり間違っていたり、Eddieの流儀と違うところ以外は、直したりしません。その人の練習を尊重している感じがします。お客さま扱いというのは、気持ちよく好きに練習して帰ってね、という対応をされるという意味です。(嫌味な感じじゃなくて爽やかに)
これが、2回目、3回目とAYNYに来る頻度を重ねるにつれて、先生も顔や名前や練習を覚えてくれるようになるし、「お、こいつは俺を先生と思って来ているんだな」ということが伝わるような気がします。その辺りから、やっと本当の先生の指導が始まるのではないかと。
そもそも、Eddieの生徒ってめちゃくちゃたくさんいるのです。置きマットをしている数や、毎日練習に来ている人数でザッと計算してみても、レギュラーの生徒は常に120~150人くらいはいると思います。それ以外に、昔ここで練習していた人、私みたいに時々定期的に来る人、そんな生徒の数を合わせたら、恐ろしくたくさんいるはずです。なので、一度来たくらいでは顔や名前は覚えられなくて当然、お客さま扱いするしかないのだろうなと思います。
それに、長く練習をしていれば誰でも自分なりの練習というものが確立してくるし、どこかから来るということは、その人の地元での先生もいるかもしれません。そしたら、本当にその人が「自分の生徒」と分かるまでは、腰をすえて一緒に練習しようという気にはならないだろうなと想像できます。(本気のアジャストをするとか、ポーズを進めるとか、そういう指導も含めて)
AYNYに来てEddie先生の元で練習する、ということですごく期待をする人もいるかもしれないけど、こんな感じなので短期的に大きな期待はしない方がいいのではないかと思います。(えりこちゃんはそうじゃなかったけど、そういう人がいるかもしれないと思ったので)
ただ、長く長くずっと一緒に練習をする先生としては、私には今のところ最高の先生と最高の場所なので、何度でもしつこくやってきては練習したいなと思います。長い目で見て本当に自分の身になることを教えてくれるところなので。
あと、ここに書いたことは全部私の主観なので、Eddieが本当に何を考えているのかは分かりません。よそから来てようが、毎日来てようが、一人一人に対する指導も違うだろうし、あくまでも参考までに。